パッケージデザインを考えるにあたって、「どのようなデザインが商品に適しているのかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。パッケージデザインは、消費者の購買意欲を左右する重要なポイントです。商品の特徴に合ったデザインを採用し、魅力をしっかりとアピールする必要があります。
本記事では、パッケージデザインによる効果と、パッケージデザインの例をご紹介します。
パッケージデザインに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- パッケージデザインによる効果
- パッケージデザイン例(9種類)と特徴
パッケージデザインによる効果
パッケージデザインによる効果
パッケージデザインには競合商品との差別化を図るだけでなく、消費者の購買意欲を刺激する役割や、商品の魅力をアピールする作用があります。
例えば、オーガニックを強みとしている商品であれば、緑や青など自然を想起させる色を用いると魅力が伝わりやすいでしょう。お土産で買われることを想定した商品であれば、その土地の景観をパッケージデザインに組み込むと、観光客に手に取ってもらえる可能性が高まります。
消費者に商品を選んでもらえるかどうかは、パッケージデザインにかかっているといっても過言ではありません。パッケージデザインを考える際はまず、「商品の魅力が伝わるかどうか」「消費行動を喚起できるかどうか」を考えると良いでしょう。
パッケージデザイン例一覧
パッケージデザイン例一覧
ここからは、パッケージデザインの主な例を以下の9種類から見ていきましょう。
- 高級感
- スタイリッシュ
- 洗練された・美しい
- シンプル
- 可愛らしい
- 明るく華やか
- モダン
- ナチュラル
- 遊び心・ユニーク
パッケージデザイン例とそれぞれの特徴もご紹介します。
高級感
高級感

高級感のあるパッケージデザインには、「余計な要素を排している」「使用する色数を少なくしている」という共通点があります。ゴールドをポイント使いしたパッケージデザインもよく見られます。

また、フォントにもこだわりが見られるのが特徴です。日本語であれば明朝体や筆文字の書体など高級感のあるフォントが選定され、その商品特有の世界観の構築に貢献しています。
あわせて、デザインのビジュアルだけでなくパッケージの素材にこだわったものも少なくありません。光沢のある素材や、反対にマットな素材を選んだり、エンボス加工を施したりと、商品に合った素材を選ぶことでより高級感を演出できます。


スタイリッシュ
スタイリッシュ
スタイリッシュなパッケージデザインでは、黒や寒色系の色が好んで使われます。さらに、色数を絞ったり、トーンをそろえたりすると、クールでかっこいい印象を演出できるでしょう。
また、過度な装飾はせず、印象的な写真をメインにしてスタイリッシュさを出すことも可能です。写真の色とフォントの色などに統一感を持たせると、凛としたイメージや清涼感を表現できます。




洗練された・美しい
洗練された・美しい
繊細な装飾を施したり、ピンクや深紅にゴールドを組み合わせたりすると、洗練された美しいパッケージデザインになります。
あわせて、外箱と中の容器のデザインもリンクさせると、より華やかな印象になるでしょう。外箱もしくは中の容器の形をタイトにする、丸みを持たせるなど、パッケージの形そのものにも工夫を凝らすとより洗練されたイメージになります。



シンプル
シンプル
必要最低限の要素だけを使って表現したシンプルなパッケージデザインは、シンプルだからこそ、商品そのものが持つ魅力とアイデンティティを強調できます。複雑なデザインや余計な要素を省き、商品のイメージやアピールしたいポイントに合わせて、シンプルにデザインを組み立てましょう。
オレンジジュースのパッケージならオレンジ色、ミルクなら白色など、商品をイメージさせる色を主役に据えれば、買い手に対して商品を鮮明に印象付けることができます。



可愛らしい
可愛らしい
草花のモチーフやパステルカラーなどを使うと、可憐で可愛らしいパッケージデザインに仕上がります。特に、パステルカラーのようにやわらかく優しい色味は、可愛らしさを表現したいときにぴったりといえるでしょう。
また、ストライプやドット柄なども、パステルカラーを採用すれば可愛らしさを表現できます。



明るく華やか
明るく華やか
パッケージデザインのカラーは、買い手の商品のイメージに大きな影響を与えます。明るく華やかなイメージにしたい場合は、彩度が高い赤やピンク、黄色、オレンジといった色を入れると効果的です。
また、印象的なキャラクターや形を採用したり、色数を多く使ったりすると、ポップな印象になります。消費者に親近感を持たれやすいのも、明るく華やかなパッケージデザインの利点です。



モダン
モダン
過度なデザインは施さず、シンプルな線や配色でまとめると、モダンなパッケージデザインになります。

例えば、パッケージに記載する文字は商品名などの必要最低限の情報に留め、カラーリングも単色あるいは2色程度に絞ると、商品の魅力を十分に引き出すとともに、洗練された印象を演出できます。


ナチュラル
ナチュラル
ナチュラルなパッケージデザインを目指すなら、モチーフや色合い、素材のどこかに、暖かみのある自然の要素を用いるのがポイントです。
実際、ナチュラルな雰囲気のパッケージデザインには、茶色、グリーン、オフホワイト、くすみカラーなどがよく使われています。これらの色は、買い手に対して優しくやわらかなイメージを与えます。
また、植物やハーブのイラストを加えると、よりナチュラルなイメージを強調できるでしょう。



遊び心・ユニーク
遊び心・ユニーク

商品自体を何かに見立てたり、ユニークなキャラクターを使ったりすると、遊び心が感じられるユニークなパッケージデザインになります。
遊び心のあるパッケージデザインには、商品の魅力を存分にアピールするためのメッセージ性が込められています。商品の特徴や魅力が強調されるほか、視覚的なインパクトが強く、競合商品との差別化を図りやすいのもメリットです。
また、独特のパッケージデザインは商品価値を高めるとともに、SNSや口コミで話題になりやすい点も魅力です。




まとめ
まとめ
パッケージデザインは、買い手に商品を選んでもらううえで欠かせない要素となります。スタイリッシュな雰囲気の商品であれば、モノトーンでシンプルなパッケージにするといった具合に、特徴に合わせてデザインを工夫することが重要です。
商品の魅力が伝わる効果的なパッケージデザインにすることで、競合他社との差別化ができるほか、買い手の購買意欲アップにもつながります。本記事で取り上げたデザイン例を参考にしながら、自社製品にぴったりのパッケージを検討してみてください。
日硝実業でも、包装容器のパッケージデザインをご提案しております。新商品開発にあたってパッケージデザインにお悩みであれば、ぜひご相談ください。
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