パッケージデザインを考えるにあたって、「トレンドをおさえたデザインにしたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
今後は、時代を反映したデザインや2025年の色であるホライゾングリーンを使ったデザインが流行すると予測されます。
今回は、2025年版・パッケージデザインのトレンド予測をご紹介します。パッケージデザインに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- パッケージデザインのトレンドがわかる
サステナブルな素材・モチーフを用いたデザイン
サステナブルな素材・モチーフを用いたデザイン



近年のパッケージデザインは、SDGsや環境に配慮したサステナブルなものが求められています。具体的には、再生紙を利用したパッケージや、保存袋としても利用できるようジップを付けたパッケージなどが挙げられます。
このトレンドは、SDGsや環境問題に対する社会的な関心が高まり、企業としても積極的な取り組みが求められるようになったことの現れだといえるでしょう。
また、環境に配慮されたパッケージに深く関わりのある言葉として「エシカル消費」があります。
シンプルでスマートなデザイン
シンプルでスマートなデザイン




シンプルなデザインは、無駄がなく洗練された、スマートな印象を与えます。余計な装飾がない分、商品が本来持つ魅力が伝わりやすい点もメリットといえるでしょう。また、ブランドの統一感が出て、美しさと洗練された雰囲気をアピールする効果もあります。
加えて、シンプルなデザインは過剰な資源を消費しないため、製造コストの削減や、環境への貢献が実現できる点も魅力です。
グラデーションとメタリックな質感のデザイン
グラデーションとメタリックな質感のデザイン




グラデーションとメタリックな質感を駆使したデザインは、強いインパクトとモダンな印象を与えます。
明るさと暗さが交差するグラデーションは、デザインに視覚的な深みをもたらします。また、メタリックな質感は商品の高級感をアップさせ、特別な印象を演出できる点がポイントです。
ダイナミックなタイポグラフィを利用したデザイン
ダイナミックなタイポグラフィを利用したデザイン




ダイナミックなタイポグラフィを利用したパッケージデザインも、流行の兆しを見せています。
タイポグラフィとは、文字を美しく見せたり、文字でデザインを作る手法です。具体的には、文字のフォントや書体の選択と配置、サイズや行間、文字間の調整などを行います。
ダイナミックなタイポグラフィを活用すれば、視覚的にパッと目を引き、メッセージ性のあるデザインが可能です。
未来的でレトロなデザイン
未来的でレトロなデザイン




レトロフューチャーと呼ばれる、未来的な要素とレトロな要素を組み合わせたデザインも注目されています。昔のSF映画や古い雑誌など過去の文化を思わせるノスタルジックなものと、テクノロジーをテーマにしたものが融合し、空想的な雰囲気を生み出しています。
レトロフューチャーは、レッドやオレンジ、ライムカラーといった鮮やかな色彩を用いることが特徴です。また、円やの曲線や多角形の直線などを基調とした幾何学的な形状も多く見られます。
ホライゾングリーンを用いたデザイン
ホライゾングリーンを用いたデザイン





ホライゾングリーンは、一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が12月に発表した2025年の色に選定されたカラーです。
深い森の樹木や美しい珊瑚などの自然を想起させる青みを帯びたグリーンで、柔らかくて落ち着いた色合いであるため、癒し効果が期待できます。また、調和のとれた色調で他のトレンドカラーとも合わせやすいことが特徴です。水平線・地平線・地球・自然・森林浴・空気・環境・静けさなどがキーワードとなっています。
前述したサステナビリティなデザインとの親和性も高く、注目を集めています。
まとめ
まとめ
2025年は、以下のようなパッケージデザインがトレンドになると予測されます。
- サステナブルな素材・モチーフを用いたデザイン
- シンプルでスマートなデザイン
- グラデーションとメタリックな質感のデザイン
- ダイナミックなタイポグラフィを利用したデザイン
- 未来的でレトロなデザイン
- ホライゾングリーンを用いたデザイン
トレンドをチェックし、製品にぴったりのパッケージをデザインしてください。
日硝実業株式会社では、包装容器の企画提案・デザイン・開発・販売などを手掛けています。パッケージデザインでお困りの方は、ぜひチェックしてみてください。
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