容器に使われるキャップの種類一覧|特徴や選び方も解説

日硝実業株式会社|NISSHO JITSUGYO CO,.LTD.

容器のキャップは、内容物を守り、品質を保つうえで欠かせない存在です。スクリューキャップやツイストキャップなど、キャップにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特性と適した用途があります。

この記事では、容器に使われるキャップの代表的な種類と特徴、選び方のポイントなどを詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 容器キャップの代表的な種類とその特徴
  • キャップに使用される3種類の素材とその特徴
  • キャップの種類を選ぶ際の重要なポイント
目次

容器に使われるキャップの種類

容器に使われるキャップの種類

容器のキャップは、開閉方法や構造、素材によってさまざまな種類が存在します。例えば、ペットボトルでお馴染みのスクリューキャップや、ジャム瓶によく使用されているツイストキャップなど、用途に応じて最適なものが選ばれます。

まずは、代表的な10種類のキャップについて、それぞれの特徴や活用シーンを見ていきましょう。密閉性・使いやすさ・デザイン性の違いを理解しておくと、製品に合ったキャップ選びがしやすくなります。

広口スクリューキャップ

スクリューキャップ

画像出典:【つつむすび】【宅配商品】SC70(RK)D(100個入 W/B /100個入)

広口スクリューキャップは、瓶やボトルの口部に設けられた螺旋状の溝(ねじ山)に沿って、キャップを回してしっかりと締める構造になっています。くるくると回すだけで誰でも簡単に開閉でき、使用後も再びしっかりと密封可能です。

密閉性が高く、内容物の鮮度を保てるため、ジャム瓶や調味料瓶、清涼飲料のペットボトル、医薬品など非常に幅広い分野で活用されています。また、高温での熱殺菌にも耐えられるので、長期保存が求められる食品にも適しているのが特長です。

スクリューキャップはデザイン面でも進化しており、キャップの側面に縦筋(ローレット)を施し、開閉時に指が滑りにくくする工夫が施されているものもあります。ただし、容器側が対応するネジ規格でないと装着できないため、キャップと容器の相性確認は欠かせません。

広口ツイストキャップ

ツイストキャップ

画像出典:【つつむすび】【宅配商品】53FSB 銀無地(100個入 発泡コンパウンド_100個入)_ 広口キャップ|ガラス瓶・容器の仕入れを簡単便利に.html

ツイストキャップは、スクリューキャップよりも少ない回転で開閉できる金属製のキャップで、主に広口瓶に使用されます。主に食品の瓶詰めに使われ、真空脱気充填(製造工程で加熱した内容物を充填し、冷却して瓶内を真空状態にする密閉方法)と組み合わせることで、内容物の長期保存が可能です。

ツイストキャップは、手で素早く開けられる利便性に加え、キャップ自体が背の低い設計になっているため、瓶全体のデザインがすっきりと見える点もメリットです。ただし、ツイストキャップ専用の口部規格を持つ瓶にしか使用できず、スクリューキャップとの互換性はありません。そのため、容器を選ぶ際には注意が必要です。

細口2ピースキャップ

2ピースキャップ

画像出典:FSIcapイエロー/白 菱穴品番:04342050 – 細口キャップ

2ピースキャップは、本体と上ブタの2つの部品で構成されるキャップです。開封前の高い密閉性と、改ざん防止性を両立させているのが特徴です。

開封する際は、本体側面に付いているリング状のタブを引っ張り、内側の薄膜を裂いて開栓します。開栓後も残ったねじ式の上ブタを使えば、再び容器を密封(リシール)できるため、キャップを捨てずに再利用できます。

本体とフタが分離しているため、瓶への装着時にキャップの向きを合わせる必要がなく、製造現場での作業効率向上につながる点もメリットです。

細口ネジ式キャップ

ネジ口キャップ

画像出典:【宅配商品】S-29(PP30用ネジcap)金無地 PP-PV(耐熱塩ビコンパウンド仕様)/100個入品番:04295000

ネジ口キャップは、規格化されたねじ口を持つ容器に対応したキャップです。キャップを回して開閉できる仕組みで、繰り返し使用できる点が特徴です。

多くのネジ口キャップは、キャップの下部に設けられたブリッジが初回開封時に破断する構造になっており、未開封かどうかを視覚的に確認可能です。PPキャップとも言います。PPキャップはキャッピングに専用の巻締機が必要ですが、巻締機が不要な手締めタイプもあります。

素材もプラスチックや金属などさまざまで、内容物の特性に応じて、耐熱性や耐酸性に優れたものを選びましょう。

王冠

王冠

画像出典:φ27ホップ&モルト印王冠TFS-PE-STD金抜文字黒品番:00652010

王冠は、瓶ビールや瓶ジュースなどでおなじみの、古くから使われている金属製の打栓式キャップです。薄いブリキ鋼板やステンレス鋼板をプレス加工して製造され、瓶の口に被せたあと、専用の打栓機で縁を打ち付けて密封します。

フタの内側には、プラスチック製のライナーが付いており、栓抜きを使って開ける構造になっています。

高速での自動充填・打栓ラインに適しており、外部からの空気の侵入を防ぐ耐真空性能に優れている点が特徴です。また、高い内圧にも耐えられるため、ビールや炭酸飲料に広く使われます。低コストで大量生産が可能です。

細口打栓キャップ

細口打栓キャップ

画像出典:【つつむすび】Re-Hcap(S)(ケース 赤 ○穴)_ 細口キャップ|ガラス瓶・容器の仕入れを簡単便利に.html

細口打栓キャップは、醤油差しやドレッシングボトルなどの容器に用いられる、プラスチック製の細口タイプのキャップです。ボトルの口に対して、上から押し込んで打栓する構造で、内容液を少量ずつ注げるように、注ぎ口が小さく設計されています。

注ぎ口の穴径や形状は製品ごとに異なり、例えば粘度の低い醤油には丸穴、とろみのあるソースにはやや大きめの穴、粉末調味料には極細穴など、内容物の性質に応じて使い分けられます。

細口ヒンジキャップ

ヒンジキャップ

画像出典:【宅配商品】Re-Hcap(S)Aゴールド 極細穴/100個入品番:01220000

ヒンジキャップは、フタと本体がプラスチックの蝶番(ヒンジ)でつながった、ワンタッチ開閉式のキャップです。ヒンジ部分は、繰り返し曲げても切れにくいポリプロピレン(PP)で作られる場合が多く、片手でパチンと開け閉めできる操作性が魅力です。

容器への取り付け方法には、ねじ込んで固定する「ネジ式」と、押し込んではめる「打栓式」があります。ネジ式はフタの正面と瓶の正面を合わせる必要がありますが、打栓式は位置合わせが不要で、一度はめ込むと外れにくいのが特徴です。

さらに、ヒンジキャップには、振りかけ式の小穴が付いたタイプや、液体を注ぎやすいノズル付きのものなど、さまざまなバリエーションがあります。

スパウトキャップ

スパウトキャップ

スパウトキャップは注ぎ口(スパウト)が一体化したキャップで、柔らかいパウチ容器や飲料用のボトルなどに使われています。スパウト付きの袋は「スパウトパウチ」と呼ばれ、従来の瓶やボトルに比べて軽量で持ち運びやすいため、広く普及しています。

スパウトキャップのメリットは、開栓後も再びキャップを閉めて内容物を保存できる点です。口が注ぎやすい形状に設計されているため、液体やペースト状の内容物でも、こぼしたり垂らしたりせず、狙ったところにスムーズに注げるでしょう。

また、スポーツドリンク用のスパウトキャップでは、直接飲めるよう飲み口が付き、子どもや高齢者でも開けやすいように、少ない力で開閉できるタイプも存在します。

マキシキャップ

マキシキャップ

マキシキャップは、主に栄養ドリンクや清涼飲料の小瓶に採用されている、アルミ製のキャップです。高い密封性をもちながらも、開けやすさに優れているのが大きな特長です。

キャップの上部に付いているリング状のタブ(取手)を指で持ち上げ、そのまま引き上げると、キャップ本体が中央から引き裂かれ、フタ全体が一度に取り外せます。

ヒートシールエンドキャップ

ヒートシールエンドキャップ

ヒートシールエンドキャップは、熱を使って容器の口にシール材を貼り付け、開封時にシールをはがして開けるタイプのフタです。缶の上部に巻き締めて固定するタイプや、瓶の口部に直接取り付けるタイプがあり、広口瓶に対応した製品も展開されています。工具を使わず手で開封できるため、扱いやすく、衛生的です。

また、製造から開封まで密閉状態を保てるため、商品の品質保持や安全性の面でも安心して使えます。

キャップに使われる素材の種類

キャップに使われる素材の種類

容器のキャップの機能やデザインを決めるうえで、素材は重要な役割を果たします。素材ごとに軽量性や耐久性、密封性などが異なるため、内容物の特性やブランドイメージに合わせて最適なものを選びましょう。

ここからは、代表的なキャップの素材として、プラスチックや金属、コルク栓の3種類を紹介します。それぞれの素材が持つ特徴と、どのような用途に適しているのかを見てみましょう。

プラスチック

プラスチック

プラスチック(合成樹脂)製のキャップは、軽量で扱いやすく、万が一落としても割れにくいのが特徴です。特にペットボトルのキャップには欠かせない素材であり、持ち運びやすく再栓もできる利便性から、多くの飲料や食品容器に採用されています。

主に使用される素材はポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などで、耐水性や耐薬品性、耐腐食性に優れています。そのため、内容物である液体に錆や金属臭が移る心配がありません。

また、プラスチックは成形性も高く、ヒンジ構造や複雑な注ぎ口、TE(タンパーエビデント)バンドなど、多機能なデザインにも対応できます。

リサイクルの観点からも、分別しやすいプラスチックキャップが推奨されており、さまざまな内容物や充填条件に対応した製品開発が進められています。

金属

金属

金属製キャップは、スチール(鉄)やアルミニウムといった金属板を加工して作られるキャップです。プラスチックに比べて強度が高く、内容物の加圧・減圧状態に強いのが特徴です。

例えば、アルミ製のスクリューキャップが付いたワインボトルは、輸送時の衝撃でも変形・破損しにくく、耐久性に優れています。また、金属キャップはガス透過性が低いため密封性が高く、ワインの酸化をゆっくり進めたり、炭酸飲料のガスを長期間保持したりできます。

コルク栓

コルク栓

コルク栓はコルクガシの樹皮を原料とする、天然素材のキャップです。主にワインの栓として古くから利用されてきました。

コルクは断熱性、耐水性、耐油性に優れており、液体に長期間浸かっていても劣化しにくいため、何十年にもわたるワインの長期熟成にも耐えられます。さらに、コルクの細かな気泡はごく少量の酸素を透過させるため、時間とともにワインの風味をまろやかに変化させ、複雑で豊かな風味を引き出します。

容器に使うキャップの種類を選ぶポイント

容器に使うキャップの種類を選ぶポイント

容器に使うキャップは、中身の品質を守りながら、ユーザーの使いやすさを高め、さらにブランドの世界観を体現するという複数の役割を担っています。もし適切なキャップが選ばれなければ、液漏れや酸化による品質低下だけでなく、ユーザーの不満やブランドイメージの損失につながる可能性もあります。

ここからは、容器に使うキャップの種類を選ぶために欠かせない、4つの重要なポイントについて見ていきましょう。

内容物との相性

内容物との相性

容器のキャップを選ぶうえで、内容物との相性は非常に重要です。

例えば、炭酸飲料やスパークリングワインのように、容器内に高い圧力がかかる液体には、耐圧性の高い王冠や、耐炭酸仕様のねじキャップが適しています。一方で、ジャムやピクルスなど、加熱殺菌や真空状態にして長期保存する食品には、ツイストキャップが良いでしょう。

また、醤油やソースのように少量ずつ注ぎたい調味料には細口打栓キャップ、粉末調味料であれば、振り出し口に複数の穴を持つ穴あきキャップが適しています。内容物の状態や粘度、さらには想定される使用シーンに応じて、最適な素材・構造のキャップを選びましょう。

口部規格の適合性

口部規格の適合性

キャップは、使用する容器の口部規格に適合していなければ装着できません。瓶やボトルには、口の直径(口径)やネジ規格があり、それぞれに対応するキャップサイズ・種類が決まっています。

例えば、ツイストキャップには専用の口部形状があり、スクリューキャップ用の瓶には使用できません。また、ねじ口瓶にはGL-45などのISO規格が採用されており、キャップもそれに準じたものを選ぶ必要があります。

注ぎ口の使いやすさ

注ぎ口の使いやすさ

キャップの注ぎ口の形状も、使用シーンに合わせて選びましょう。

例えばドレッシングボトルは、広い口径の瓶に対して中栓を挿し込み、注ぎ口を狭くすることで、適量を簡単に出せるよう工夫されています。また、粉末スパイスに使われる穴あきキャップは、穴の数や大きさによって一度に出る量が変わるため、内容物に合わせて最適な設計が求められます。

ユーザーが内容物を使いやすいように設計された注ぎ口を持つキャップを選び、顧客満足度の向上につなげましょう。

ブランディングとデザインの適性

ブランディングとデザインの適性

キャップの色や形状は、製品そのものの印象を左右する重要な要素です。ブランドイメージに合ったカラーを選べば、パッケージ全体の一体感が生まれ、購買意欲を高める効果も期待できます。

形状についても、側面に溝を入れて視覚的なアクセントと開けやすさを両立させたり、キャップの高さやシルエットを変えて陳列棚での存在感を高めたりできます。商品の世界観やラベルデザイン、容器全体のフォルムとのバランスを考慮して、ブランド価値を高めるキャップを選びましょう。

まとめ

まとめ

容器に使用されるキャップには、ペットボトルでおなじみのスクリューキャップや、ジャム瓶によく採用されているツイストキャップなど、さまざまな種類が存在します。商品に最適なキャップを選ぶには、内容物との相性や容器の口部規格、使いやすい注ぎ口、デザイン性といった、多角的な視点から検討しましょう。

日硝実業では、お客様のあらゆるニーズにお応えするため、容器本体だけでなく、最適なキャップのご提案まで含めた「トータルパッケージング」をご提供しています。どのキャップを選べば良いかお悩みの場合も、専門知識が豊富なスタッフがていねいにサポートいたします。

また、小ロットからでも手軽に容器やキャップをご購入いただけるECサイト「つつむすび」も運営中です。豊富なラインナップのなかから、お客様の製品にぴったりのキャップをお探しください。簡易なキャッピング機器も販売しています。

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