包装形態一覧|形状・素材・機能別に具体的な種類を紹介

日硝実業株式会社|NISSHO JITSUGYO CO,.LTD.

包装にはさまざまな形態が存在し、商品に適した包装材を選ぶためには、あらゆる視点から選択する素材や形状を検討する必要があります。包装形態の選択ミスは、商品の使い勝手が悪くなったり、運搬中の破損リスクが高まったりするだけでなく、品質の維持にも影響を及ぼしかねません。

そのため、商品特性や流通環境に適した包装を選ぶことが重要です。この記事では、包装形態を形状・素材・機能別に紹介しています。新商品の包装形態選びに悩んでいる方は、参考にしてください。

この記事でわかること
  • 形状・素材・機能から見る包装形態の種類
  • 各包装形態の特徴
  • 各包装形態の具体例
目次

包装形態の一覧

包装形態の一覧

包装は単なる外装ではなく、商品の品質を守り、消費者に魅力を伝える大切な役割を持ちます。選ぶ形状や素材によって、保存性・見た目・コストにも大きな違いが出るため、商品企画や製造の段階からしっかり検討しておくことが求められます。

ここでは代表的な包装の形態を以下の3つにわけ、それぞれの特徴を理解できるように解説していきます。

形状別の主な包装形態の分類「形状別」に見る包装形態

「形状別」に見る包装形態

包装の形状は商品の保護性だけでなく、流通・陳列のしやすさや販売戦略にも直結します。形状別の包装形態は大きく4つのタイプがあり、どれも流通や陳列の利便性を考慮して設計されているため、販売環境やターゲット層に応じて選択しましょう。

袋包装

袋包装

袋包装は軽量で取り扱いやすく、幅広い商品に対応できる汎用性の高い包装形態です。保存性を高めたものや、開封・再封がしやすい工夫がされた製品も多く、食品や日用品を中心に幅広く利用されています。

三方袋・重ねた素材の底と側面の三方を貼り合わせた袋
・軽量であり、お菓子や石鹸、加工食品などに用いられる
チャック付き袋・再封が可能なタイプ
・お菓子や粉末食品、冷凍保存などに活用される
パウチ・軟包装の一種で長期保存に適している
・食品や洗剤などの詰め替え用の包装に用いられる

容器包装

容器包装

容器包装は内容物を保護し、輸送や陳列での安定性を確保できる点が特徴です。液体や崩れやすい食品のほか、保存性が求められる商品でも利用されます。

トレー・内容物を載せて保持する浅型の容器
・食品や部品などを安定して配置できる
カップ・筒形の深さのある容器
・液体を含む内容物や粉末にも適する
ガラス瓶・ガラスを成形して作られた容器
・密閉性が高く、中身が確認しやすい点が特徴
・飲料や調味料などに用いられる
・金属を成形した密閉容器
・耐久性や遮光性が高いことから保存食などに用いられる
チューブ容器・内容物を押し出して使用する容器
・歯磨き粉・化粧品・調味料などのペーストに用いられる
ペットボトル・プラスチック製のボトル容器のこと
・軽量・透明・リサイクル可能な点が特徴で飲料市場で幅広く利用されている

容器包装の種類によっては、デメリットがそれぞれ異なるため、商品の販売に関して致命的な欠点がないか調べておきましょう。

箱包装

箱包装

箱包装は強度とデザイン性を兼ね備えており、商品の価値を高める効果があります。高級感を演出するものから輸送用まで、幅広い用途で活用されています。

紙箱・厚紙や板紙を素材として成形された箱型の包装容器
・デザインや印刷の自由度が高く、化粧品やお菓子、医薬品、日用品など幅広く用いられる
段ボール箱・「段ボール」を素材とした箱型容器
・輸送の際の外装箱や保存用の箱として利用される

箱包装は、一般的にL判(1,100mm×800mm)が上限になっており、大型商品の包装形態には向いていません。L判以下の商品であればサイズも豊富で商品の保護や商品PRに優れています。

その他包装

その他包装

袋・容器・箱に分類しにくい特殊な形態の包装を紹介します。

ラップ(シュリンク)・透明のフィルムによる包装
・未開封保証が行えることから、食品や精密機器の二次包装など、幅広く用いられている
ブリスターパック・透明プラスチックを熱成形し、台紙と組み合わせる包装
・錠剤や小型家電などに用いられる

ラップは調味料のキャップやカップ麺の外装、化粧品にも使われています。未開封の証明以外にもデザインを施して、商品PRも可能です。商品自体に印刷するよりも低コストで簡単に表示内容を変更できます。

「素材別」に見る包装形態

「素材別」に見る包装形態

包装素材は、商品の保存性や印象、環境配慮への姿勢を左右する重要な要素です。包装に使われる素材によって向いている商品が異なり、購入者に与える印象も変化するため、商品展開を行ううえで重視すべき要素です。

紹介する素材は以下の4種類です。

  • 金属
  • プラスチック
  • フィルム系

素材ごとにメリット・デメリットがあるのでしっかりと把握しておきましょう。

紙素材

紙素材

紙素材は環境負荷の低減とデザイン性の高さから注目を集めています。クラフト紙袋は軽量でリサイクルしやすく、簡易包装やテイクアウトにおすすめです。紙箱は強度があり、輸送中の衝撃から商品を守れるため日用品や菓子類に多く利用されています。

ブランドカラーやロゴを鮮明に印刷できる点も大きな魅力で、FSC認証紙や再生紙を使った製品は環境配慮をアピールする手段としても有効です。ただし、ある程度のコストがかかるため、予算とのバランスを見極めることが必要です。

金属素材

金属素材

金属素材は酸素や光、湿気を強力に遮断できるため、保存性を最優先する商品に最適です。

アルミ蒸着フィルムは軽量ながら金属の特性を持ち、スナック菓子や粉末食品のパッケージで多用されています。

また、輸送中の破損リスクを抑えられるため、返品削減や購入者への安心感向上にもつながります。さらにアルミニウムやスチールはリサイクル率も高く、循環型社会への貢献を示しやすい素材といえるでしょう。リサイクル性と保存性能を両立できる点は他素材との差別化要素になります。

プラスチック素材

プラスチック素材

プラスチックは種類が豊富であり、加工しやすいことからさまざまな商品の包装に用いられます。加えて強度も高く、腐食やサビに強いことから、環境によって変化が起きやすい商品にも適した素材となっています。

ただし、熱に弱く、自然分解されにくいため、適切に処理しないと環境汚染につながりやすいのがデメリットです。

昨今は世界的に脱プラスチックの流れが加速しており、消費者からの目も厳しくなっています。そのため、環境保全活動や再利用への取り組みを明示することがおすすめです。

フィルム系素材

フィルム系素材

フィルム系素材は食品包装で広く利用されており、軽量かつ柔軟で取り扱いやすい点が特徴です。特にラミネート袋は多層構造により酸素や水分の透過を抑え、鮮度保持や風味維持に優れています。

真空包装やガス置換包装にも対応できるため、生鮮品からスナック菓子まで幅広い用途に使われています。デメリットは加工材料ごとに性質が異なり、見た目では違いがわかりにくい点です。

注意点としては、見た目では素材の違いがわかりにくく、誤選択のリスクがあることです。OPPとCPPは見た目は似ていますが、機能やコストが大きく異なります。素材ごとの特徴を理解したうえで選定することが重要です。

「機能別」に見る包装形態

「機能別」に見る包装形態

包装の機能は商品が市場でどのように流通し、消費者に届くかを大きく左右します。特に食品分野では保存性や加工適性が品質維持に直結します。例えば鮮度を長く保ちたい商品では、酸素や水分の遮断が重要です。加工食品では加熱殺菌や流通環境に耐える設計が求められます。

また、液体や粉末、固形物など内容物の性質によっても適切な包装形態は変わるため、商品販売を行う際に包装は重要な要素です。

包装形態を選ぶうえで判断基準となる機能は以下の5つです。

  • 真空包装
  • レトルト包装
  • 遮光包装
  • 防湿包装
  • 耐熱・耐冷包装

各機能について順番に解説していきます。

真空包装

真空包装

真空包装は袋の内部から空気を抜き、酸素濃度を極限まで下げることで食品の劣化を防ぐ包装です。酸化による変色や風味低下、カビの発生を防ぎ、保存期間を大幅に延ばすことができます。

真空包装が採用されているのは、主にハム、コーヒー豆、乾燥食品といった酸化しやすい商品です。酸素濃度を減らす別の包装として、空気を除去したあとに特定のガスに置き換える「ガス置換包装(MAP)」が用いられることもあります。

デメリットは、自社で真空包装を実装するためには、真空包装機を導入しなければならない点です。複数機能に対応できる、一度に複数個処理できるといった高性能機器の場合、100万円以上かかります。

レトルト包装

レトルト包装

レトルト対応包装は加圧加熱殺菌に耐える構造を持ち、常温でも長期保存を可能にする技術です。酸素や光、湿気の遮断性能に優れた多層フィルムを使い、流通や保管のあいだでも品質が劣化しません。

消費者にとっては常温保存が可能で使いやすく、メーカーにとっては冷蔵設備を削減できる利点も魅力です。包装自体が安全性を保証する役割を果たし、非常時の備蓄や海外輸送にも対応可能です。

一般的なレトルト包装は中身が見えませんが、透明の包装にもできます。光により劣化しやすくなりますが、商品が見えることで、消費者にアピールでき購買意欲の向上が狙えます。

遮光包装

遮光包装

光を遮断する包装で、光に弱い食品や飲料の劣化を防ぎます。紫外線や強い光はビタミン類を分解し、油脂を酸化させ、風味や色合いを損なう要因となります。緑茶やコーヒー豆、ビールのような光に敏感な商品では、遮光包装の活用が欠かせません。

また、マット加工やメタリック表面処理などにより、高級感の演出や視覚的な印象で他社との差別化も可能です。遮光包装を外注化する際は、デザイン力に定評のある企業を選び、商品の売り上げにつながるようにしましょう。

防湿包装

防湿包装

湿気を防ぐ包装は、粉末食品などを扱う際に重要です。防湿性の高い素材を使用する、構造を多層にするなどで外気からの水分侵入を防ぎます。

湿気の侵入防止だけでなく、内容物から発生する湿気の排出を防ぐ必要がある場合では、乾燥材や防湿紙の活用が有効です。梱包する商品の特徴を理解しつつ、防湿包装と乾燥剤・防湿紙の併用を検討しましょう。

品質劣化や返品リスクを抑えることで廃棄ロス削減や顧客からの信頼確保にもつながり、結果的にコスト削減にも効果的です。

耐熱・耐冷包装

耐熱・耐冷包装

耐熱や耐冷に優れた包装は、食品の安全性と利便性を確保するうえで不可欠な存在です。ナイロンやポリエステルを組み合わせた多層フィルムは、耐熱性と耐冷性を兼ね備え、幅広い食品包装に採用されています。

高温殺菌に耐える袋の代表例は「レトルト対応包装」です。加熱調理を可能にするだけでなく、長期保存も実現し、流通段階でも品質を守ってくれます。

耐冷包装では、食品の保存温度を事前に把握しておく必要があります。冷凍保存であれば-30度程度に耐えられる必要があり、マグロなど一部の食品では-50度の超低温に対応してなければいけません。

まとめ

まとめ

包装形態は商品の品質保持や見栄えを左右する重要な要素であり、保存性やコスト、さらに消費者の利便性まで幅広く影響してきます。商品の特性や販売戦略に合わせて、「形状・素材・機能」の3視点で総合的に選定しましょう。

また、包装は単なる包みではなく、商品の価値を引き出しブランドを強化する投資ととらえると良いでしょう。つつむすびでは、こうした多様なニーズに応える定番の包装材から薬品・果樹園・飲食店向けの容器まで幅広く取り揃えています。

包装でお悩みの方は、ぜひ一度以下のリンクよりご相談ください。

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