棚に並んだ瞬間の存在感、手に取りたくなる造形美、SNSで拡散されるビジュアルの力など、ジンボトルのデザインは、味と同じくらいブランドの第一印象を左右する重要な要素です。
本記事では世界中のおしゃれなジンの瓶デザイン事例20選を紹介します。理想のボトルを実現するための設計ポイントも解説します。自社ブランドのボトル選びに迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
- おしゃれなジンの瓶デザイン事例が分かる
- 自分のブランドに合うボトルの方向性がわかる
おしゃれなジンの瓶の事例20選
おしゃれなジンの瓶の事例20選
ジンボトルのデザインは、棚に並んだ瞬間の存在感、手に取りたくなる造形美、SNSで拡散されるビジュアルの力など、味と同じくらいブランドの個性を左右する重要な要素です。
本章では、彫刻アート風・グラフィック風・ユニーク雑貨風・クラシック薬瓶風の4つのタイプに分けて、世界中の優れたボトルデザイン事例を20選ご紹介します。
【彫刻アート風】立体造形で魅せるボトル
【彫刻アート風】立体造形で魅せるボトル
立体的な造形を主役にしたボトルは、ラベルに頼らずガラスそのものの存在感でブランドを表現できるのが強みです。複雑な凹凸や有機的な曲線は、見る角度によって表情を変え、手に取った瞬間に特別感を伝えます。
このタイプは、高価格帯の商品やクラフト性を強調したいジンと相性が良く、棚に並べた際にも強い存在感を発揮します。ギフト需要やプレミアムラインの商品設計を検討している場合にも参考になるデザインです。
スター・オブ・ボンベイ
スター・オブ・ボンベイ

画像引用:Shop Star of Bombay Gin | Bombay Sapphire
スター・オブ・ボンベイのボトルは、六角形に近い輪郭を持つ厚みのあるブルーガラスを採用し、正面には植物モチーフのエンボス加工が丁寧に施されています。平面的なラベルに頼らず、ガラスそのものの造形でブランド性を表現している点が特徴です。
直線的なエッジと安定感のあるボディ設計により、バーの棚に並んだ際にも圧倒的な存在感を放ちます。彫刻のような質感と深みのあるブルーの組み合わせが、プレミアムラインとしての格を視覚的に伝えています。
公式サイト:ボンベイ・サファイア|スター・オブ・ボンベイ
マーメイド・ジン
マーメイド・ジン

画像引用:Mermaid Gin – Isle of Wight Distillery
マーメイド・ジンのボトルは、全面に鱗状の凹凸加工が施され、光が当たるたびに立体感が美しく強調されるデザインが印象的です。丸みを帯びたシルエットと淡いブルーグリーンの着色ガラスを組み合わせることで、海の世界を想起させる統一感ある外観に仕上げられています。
ラベル面積をあえて小さく抑え、ガラスの造形そのものを主役にしてブランドの世界観を表現している点が特徴です。テーマ性と造形美を両立させた、彫刻アート風デザインの代表的な事例といえます。
公式サイト:Mermaid Gin – Isle of Wight Distillery
アイル・オブ・ハリス
アイル・オブ・ハリス

画像引用:アイル・オブ・ハリス蒸溜所
アイル・オブ・ハリスのボトルは、スコットランドの波打ち際をイメージした波状の溝(リプル)がボトル全体に刻まれた、彫刻的な存在感が際立つデザインです。瓶自体はわずかに歪んだ有機的なフォルムを持ち、底面にはターコイズブルーの色彩がさりげなく配置されています。
手に取った際のグリップ感まで考慮された立体設計で、光が透過すると水面のような揺らぎを周囲に投影する視覚効果も魅力です。産地の自然風景をボトルそのもので体現した、世界観設計の完成度が高い事例です。
公式サイト:アイル・オブ・ハリス蒸溜所
ROKU(六)
ROKU(六)

画像引用:ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉700ml瓶 商品情報(カロリー・原材料) サントリー
ROKU(六)のボトルは六角形の断面形状を持ち、各面に植物モチーフのエンボス加工が丁寧に施されています。透明ガラスの直線的なエッジが光を鋭く反射し、輪郭を際立たせる設計が印象的です。
中央に配置された縦長の和紙風ラベルが幾何学的フォルムと質感の対比を生み出し、日本らしい繊細な美意識を体現した完成度の高いボトルデザインです。
公式サイト:ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉 サントリー|ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉 サントリー
シタデル
シタデル

画像引用:Citadelle Gin | Citadelle Gin Original
シタデルのボトルは、円筒形のボディに縦方向の深いリブ(溝)加工を施し、クラシカルな蒸溜器を想起させる外観に仕上げられています。厚みのある透明ガラスが光を受けるたびに陰影が生まれ、リブの凹凸がボトル全体の立体感を際立たせます。
重厚感のある金属調キャップとの組み合わせが、装飾性と構造的な存在感を両立。シンプルな形状ながら、プレミアム感を視覚的に訴求したい商品設計の参考として注目度の高いボトルデザインです。
公式サイト:Citadelle Gin | French Craft Gin | Best Gin in the World
【グラフィックデザイン風】ラベルで世界観を描くボトル
【グラフィックデザイン風】ラベルで世界観を描くボトル
ボトルの形状ではなく、ラベルや印刷デザインによってブランドの世界観を表現するタイプです。既製瓶を活用しながら、色彩設計やタイポグラフィ、印刷加工によって個性を打ち出すことができます。
金型を使ったオリジナル瓶に比べてコストを抑えやすく、小ロット生産や市場テスト段階の商品にも適しています。価格帯を中程度に設定しながら、在庫リスクを抑えて市場の反応を確かめたいブランドにとって、現実的な選択肢となるでしょう。
サイレントプール
サイレントプール

画像引用:Silent Pool Gin
サイレントプールのボトルは、淡いブルーグリーンのガラスに白と金の装飾を全面印刷した、視覚的な密度の高いデザインが特徴です。植物や動物をモチーフとした繊細なグラフィックがボディ全体を覆い、ラベルとボトルの境界を感じさせない一体型デザインに仕上げられています。
丸みを帯びたフォルムと細密な装飾の組み合わせにより、独特の世界観が生み出されています。グラフィックを中心に据えたデザインでありながら、棚に並んだ際にも強い存在感を放つボトルです。
公式サイト:Silent Pool Distillers – Premium Spirits, Tours & Bar Experience – Silent Pool Gin
ノルデス
ノルデス

画像引用:Discover Nordés Gin | Nordés
ノルデスのボトルは、白色の不透明仕上げを採用し、青い手書き風イラストとタイポグラフィを組み合わせた独自のデザインが印象的です。ガラスでありながら陶器のように見える外観処理が施されており、平面的なグラフィックを主役に据えた構成は他のジンボトルとは一線を画します。
青と白の色彩コントラストを最大限に活かした設計により、バーの棚に並んだ遠目からでも高い視認性を発揮します。グラフィックと素材感を組み合わせた差別化戦略に効果的な設計です。
公式サイト:Nordés gin. A natural aroma and exquisite flavour | Nordés
季の美(KI NO BI)
季の美(KI NO BI)

画像引用:季の美 京都ドライジン|商品一覧|京都で生まれたジン蒸溜所 京都蒸溜所
季の美(KI NO BI)のボトルは、黒を基調としたミニマルな構成の中に金色の装飾を浮かび上がらせる、洗練されたデザインが特徴です。
ラベルを貼るのではなくボトルへ直接プリントされており、装飾とガラス面を美しく一体化させた仕上がりとなっています。曲線的な唐草文様と縦組みの漢字ロゴを組み合わせることで、日本的意匠を現代的に再構築した構成は国内外問わず高い評価を受けています。
色数を黒と金に絞ることで視線を集中させ、装飾の繊細さをより一層際立たせている点も注目です。グラフィックと素材表現を組み合わせた完成度の高いデザインといえるでしょう。
公式サイト:季の美 京都ドライジン|商品一覧|京都で生まれたジン蒸溜所 京都蒸溜所
マルフィ
マルフィ

画像引用:Our Range – Italian Amalfi Coast Inspired Gins | Malfy Gin
マルフィのボトルは、透明ガラスのストレートな円筒形を基調としたシンプルな構成が特徴です。中央にはターコイズブルーの円形ラベルを配置し、放射状のラインと太めのタイポグラフィで視線が中央に自然に集まる設計となっています。
ネック部分にも同系色の帯ラベルを配し、ブルーで配色が統一されており、爽やかで清潔感のある外観を実現しています。ナチュラルな木調仕上げのキャップが透明感ある本体と対照をなし、地中海らしい開放的な世界観をバランスよく体現したデザインです。
公式サイト:Malfy Gin From Italy – Inspired by the Amalfi Coast
ドラムシャンボ・ガンパウダー
ドラムシャンボ・ガンパウダー

画像引用:Personalised Drumshanbo Gunpowder Irish Gin Bottle (700ml) – The Shed Distillery
ドラムシャンボ・ガンパウダーのボトルは、ブルーガラスの中央に白地の長方形ラベルを配置した、端正なデザインが印象的です。上下に余白を持たせた縦構図と細いフレームラインによって外周が整えられています。
装飾は最小限に抑えられていますが、ラベルの白とブルーガラスの鮮やかなコントラストが情報面をくっきりと浮かび上がらせます。そのため、自然と視線が中央に集まるバランスの良い構成です。
全体として、過度な装飾を避けた端正なレイアウトにより、高い存在感を実現した、シンプルなグラフィック設計の好例といえます。
公式サイト:Drumshanbo Irish Gin & Single Pot Still Irish Whiskey | The Shed Distillery
【ユニーク雑貨風】思わず話題になる変わり種ボトル
【ユニーク雑貨風】思わず話題になる変わり種ボトル
形状や色、素材感で強いインパクトを与えるユニーク雑貨風のボトルは、SNSや口コミで話題になりやすいデザインタイプです。標準的な容量のボトルでも、外観に個性を持たせることで棚上での差別化を図ることができます。
視覚的な印象が強いボトルは、商品の体験価値やブランドストーリーを伝える要素にもなります。一方で、複雑な形状や特殊加工は製造面の難易度が高くなる場合もあるため、デザイン性と生産性のバランスを意識した設計が重要です。
ジェネラス・ジン
ジェネラス・ジン

画像引用:GENEROUS, A FRENCH ARTISAN GIN !!!
ジェネラス・ジンのボトルは、白色の不透明な本体全面に黒の植物柄をあしらった、ボトル全体を一枚のキャンバスのように構成した大胆なデザインが特徴です。花や葉をモチーフとしたパターンが隙間なく配置され、中央に重ねられた黒の楕円形ラベルが周囲の柄とのコントラストで視線を自然に集めます。
丸みを帯びたシルエットとマットな質感の組み合わせが陶器のような温かみのある印象を生み出しており、インテリアとしても成立する存在感を放つ個性的な事例です。
公式サイト:GENEROUS, A FRENCH ARTISAN GIN !!!
プロセラ・ジン
プロセラ・ジン

画像引用:PROCERA BLUE DOT – Procera
プロセラ・ジンのボトルは、幅広で低重心のシルエットが放つ安定感と存在感が際立つデザインです。丸みを帯びた肩と直線的な胴部を組み合わせたフォルムに、細かな気泡や粒子が見られる透明ガラスを採用し、素朴感を演出しています。
正面の装飾は小さな青い円形のワンポイントのみで、ラベルを大きく貼らない構成が特徴です。さらに、ネック部分のレザー調の帯と木目調のキャップを組み合わせることで、素材の違いによる印象的なコントラストを生み出しています。
公式サイト:Procera Gin
スケープグレース
スケープグレース

画像引用:スケープグレース ・ 商品について
スケープグレース(ブラック)のボトルは、棚に置いた瞬間に視線を引き寄せる黒一色の外観が特徴です。角の立った直線的なフォルムに中央の円形ラベルのみを配置した構成で、装飾を抑えています。
光を吸い込むようなダークトーンとシャープな輪郭の組み合わせが、一般的な透明ボトルとは異なる存在感を生み出しています。バーカウンターや棚に置くだけでオブジェのように空間の雰囲気を一変させる力を持つ、インテリア性と商品性を高次元で融合させたデザインです。
公式サイト:スケープグレース ・ ブラック
ジン・マーレ
ジン・マーレ

画像引用:Product – Gin Mare
ジン・マーレのボトルは、ゆるやかに広がるショルダーと安定感のある胴部が生み出す、低重心の落ち着いたフォルムが特徴です。
透明ガラスの下部に入った青みが、厚みのある底面で光を受けてさりげなく色づいて見える繊細な設計が印象的です。正面には白を基調とした植物モチーフの装飾を配し、その中央にロゴを大きく据えています。
色数を抑えることで、背景や光の当たり方によって表情が変化する奥行きのあるデザインです。
公式サイト:Home – Gin Mare
キュービカル ウルトラプレミアム
キュービカル ウルトラプレミアム

画像引用:Cubical Ultra Premium Gin | Williams Humbert
キュービカル ウルトラプレミアムのボトルは、フロスト加工が施された濃いブルーのスクエア型ガラスが放つ、独特の存在感が際立つデザインです。
角を丸めた横長フォルムが、低重心かつ安定感のあるシルエットを生み出し、一般的な縦長ボトルにはない個性を演出しています。正面中央には立体的なレリーフ加工で顔のモチーフを配置し、その上部にブランド名がシンプルにレイアウトされています。
装飾の数は多くないものの、色・形・レリーフの三要素が組み合わさることで、酒瓶というよりもアート作品やオブジェのような存在感を持ったデザインです。
公式サイト:Cubical – Bodegas Williams & Humbert
【クラシックな薬瓶風】伝統と重厚感を纏うボトル
【クラシックな薬瓶風】伝統と重厚感を纏うボトル
薬瓶を思わせるクラシックなボトルは、伝統性や職人的イメージを訴求したいブランドに適したデザインです。黒やグリーンなどの着色ガラスを用いることで、アルコール度数の高さや重厚感を視覚的に演出できます。
「歴史」や「職人性」をブランドの軸に据えて価格を設計したい場合に有効です。流行性よりも長期的な定番化を目指す商品づくりにおいて、安定した印象形成を図りたいブランドに適したタイプでしょう。
ヘンドリックス
ヘンドリックス

画像引用:Hendrick’s Scottish Gin Infused with Cucumber & Rose
ヘンドリックスのボトルは、黒の不透明ガラスを用いたクラシックな薬瓶型デザインが一目で記憶に残る存在感を放ちます。太めの円筒フォルムと短めのネックが重心の低い安定した印象をつくり出し、棚に並んだ際も他のボトルとは異なるシルエットで視線を集めます。
正面に配置された白地のひし形ラベルはクラシックな書体と細かな装飾で構成され、黒と白を基調とした引き算の配色が装飾を抑えながらも存在感を持たせたデザインです。
公式サイト:Hendrick’s Scottish Gin Infused with Cucumber & Rose
ザ・ボタニスト
ザ・ボタニスト

画像引用:The Botanist Islay Dry Gin – 70cl
ザ・ボタニストのボトルは、透明ガラスの円筒フォルムに白を基調としたラベルを組み合わせた、端正で機能的なデザインが特徴です。正面ラベルの情報量はあえて抑えられており、代わりにボトル全体に植物名をエンボス加工で刻み込むことで、ガラスそのものを装飾として活用しています。
色数を最小限に抑え、文字と素材の質感だけで存在感を生み出す設計は、実験器具や薬瓶を思わせる落ち着いた雰囲気を持っています。ミニマルなデザイン戦略の参考になる事例です。
公式サイト:The Botanist Islay Dry Gin
タンカレー
タンカレー

画像引用:Tanqueray Nº TEN: Exceptional Ultra-Premium Gin | Tanqueray ROW
タンカレー No.10のボトルは、ロンドン・ドライジンの伝統を受け継ぎながらも、装飾性を取り入れたデザインが魅力です。細長いシルエットに縦の稜線を入れ、底部には大胆な造形を施しています。
中央に配置されたラベルと赤い封蝋風エンブレムが視線を自然に集め、伝統と格式を視覚的に印象づける設計となっています。歴史あるブランドの権威性をボトルデザインで体現しながら、現代の棚でも存在感を失わない普遍的な完成度を持つ事例です。
公式サイト:Tanqueray GB: Official Site – The Art of the Process
コパーヘッド
コパーヘッド

画像引用:Original – Gins | Copperhead
コパーヘッドのボトルは、直線的な四角いフォルムに短めのネックとコルク栓を組み合わせた、クラシカルな佇まいが印象的です。
ボディ全体を銅色で統一し、光の当たり方によってやわらかく質感が浮かび上がる仕上げが独自の温かみを演出しています。正面中央の縦長ラベルはアイボリー地とクラシックな書体でまとめられています。
装飾を控えめに抑えながらも形・色・素材の組み合わせが静かな存在感を放つ、引き算の美学が光るデザインです。
公式サイト:Copperhead – Discover the alchemist’s gin
プリマス・ジン
プリマス・ジン

画像引用:Plymouth Gin – Home
プリマス・ジンのボトルは、やや肩の張ったストレートな円筒フォルムに短めのネックを組み合わせた、クラシックで実直な佇まいです。ほんのりグリーンがかったガラスの色味が落ち着いた雰囲気を静かに醸し出し、古い薬瓶を思わせる素朴さと懐かしい温かみを感じさせます。
正面の丸型ラベルはネイビーとオレンジの配色と中央の帆船モチーフでブランドの歴史を端正に表現しており、装飾を控えめながらも視認性と品格を高次元で両立しています。シンプルな構成でありながら、佇まいだけで信頼感と伝統を伝えるデザインです。
公式サイト:Plymouth Gin – Home
理想のボトルデザインを実現するためのポイント
理想のボトルデザインを実現するためのポイント
自社のブランドに合ったボトルデザインを実現するには、いくつかの重要な判断軸があります。デザインの方向性だけでなく、製造コスト・生産効率・市場での差別化戦略を総合的に踏まえたうえで、最適な設計アプローチを選ぶことが大切です。
ここでは、理想のボトルデザインを実現するためのポイントを解説します。
「オリジナル瓶(OEM)」か「既製瓶+加飾」か
「オリジナル瓶(OEM)」か「既製瓶+加飾」か
ボトルの独自性を強く打ち出したい場合、金型から制作するオリジナル瓶(OEM)が有効です。形状そのものをブランドの象徴として設計できるため、視覚的な差別化を図りやすくなります。しかし、オリジナル瓶は金型制作費や最小発注数量が大きくなるため、小規模なクラフト蒸留所にとっては負担になることもあります。
そこで現実的な選択肢として注目したいのが、汎用的な既製瓶をベースに、ラベルデザイン・キャップ素材・フロスト加工やシルク印刷などの加飾で差別化を図るアプローチです。特殊形状に憧れる場合でも、まずは既製瓶でどこまでオリジナルに近づけられるかをシミュレーションし、コストと世界観のバランスを見極めた現実的な設計判断をしましょう。
デザイン性と生産効率(充填ライン適正)の両立
デザイン性と生産効率(充填ライン適正)の両立
ボトル選びで盲点になりやすいのが、中身を詰める充填・ラベル貼り工程との相性です。デザインの個性を追求するあまり、製造現場での扱いにくさが後から判明するケースは少なくありません。四角い瓶や複雑な凹凸のある瓶は、自動充填機を通す際に瓶同士が接触して傷がついたり、ラベルが浮いてしまったりするリスクがあります。
デザインの美しさと同時に、安定して自立し搬送しやすい機械適性の高い形状を選ぶことが、生産効率の向上や歩留まりの改善にもつながります。日硝実業では、容器と充填機の両方の観点からシミュレーションを行い、商品化までの工程で起こり得るトラブルを未然に防ぐサポートを行っています。
ジンにおすすめの瓶
ジンにおすすめの瓶
デザインの方向性が固まったら、次は具体的なボトル選びです。形状・色・質感の要素の違いにより、棚に並んだ印象は大きく変わります。 自社のブランドコンセプトに合った瓶を選びましょう。
本章では日硝実業が取り扱うラインナップの中から、ジンの商品設計に適した瓶を4種ピックアップしてご紹介します。
透明感を活かした王道クラフトジン向け|OSG-750寸胴
透明感を活かした王道クラフトジン向け|OSG-750寸胴

画像出典:【つつむすび】OSG-750寸胴(透明)(ケース A式20本入仕切付)
OSG-750寸胴は、750mlサイズのストレート形状を採用した透明ガラスボトルです。円筒に近いシルエットにより、胴部に安定したラベル面を確保しやすい構造となっています。
透明ガラスならではの特性を活かし、ジンのクリアな色味や透明感をそのまま見せることにより、中身の品質を視覚的に訴求したい商品展開にも適しています。ボトル形状の主張を抑えつつ、ラベルデザインやブランドコンセプトを中心に表現したい場合におすすめのモデルです。
ロゴやタイポを主役にしたブランドジン向け|OSG-750角A
ロゴやタイポを主役にしたブランドジン向け|OSG-750角A

画像出典:【つつむすび】OSG-750角A(透明)(ケース A式15本入仕切付)
OSG-750角Aは、750mlサイズの角形透明ガラスボトルです。四角いフォルムによって平面が広く確保されており、ラベルや印刷デザインを大きく展開しやすい構造となっています。
直線的なラインが際立つシルエットは丸型ボトルとは一線を画す印象を与え、ブランドロゴやタイポグラフィを正面から力強く訴求したい商品設計に適しています。外観に構造的な要素を取り入れたい企画の選択肢として検討したいモデルです。
質感で印象を残すプレミアムジン向け|DC-720
質感で印象を残すプレミアムジン向け|DC-720

画像出典:【つつむすび】DC-720(透明)(ケース A式24本入仕切付)
DC-720は、720mlサイズの透明ガラスボトルです。表面に施された立体的な模様加工が光を受けると陰影を生み出し、ガラスそのものの質感をより一層引き立てます。
全体のフォルムはすっきりとした印象を保ちながら、模様によって見た目に奥行きが加わるのが最大の特長です。透明ガラスならではの特性でジンの色味や透明感をそのまま見せつつ、ボトル自体にもさりげない存在感を持たせます。
光の当たり方や手に取ったときの見え方まで意識したプレミアムラインを検討する際に、候補に挙げたい一本です。
重厚感を打ち出すクラシック系ジン向け|O.No6-720-R(EG)
重厚感を打ち出すクラシック系ジン向け|O.No6-720-R(EG)

画像出典:【つつむすび】O.No6-720-R(EG)(ケース A式24本入仕切付)
O.No6-720-R(EG)は、720mlサイズのグリーンガラスボトルです。落ち着いた色味が透明瓶とは異なる独自の雰囲気を醸し出すため、クラシックなイメージや重厚感のある世界観との相性が抜群です。
深みのある色合いはブランドの方向性を視覚的に明確に打ち出したい場合に検討しやすく、光の透過を抑える特性から内容物への配慮という観点で選ばれるケースもあります。
派手な装飾を加えなくても、ガラスの色そのものがブランドの個性を表現できる点が特徴です。外観の印象を通じてブランドの世界観を表現したい商品づくりにおいて、有力な選択肢となるでしょう。
まとめ
まとめ
ジンは中身の品質だけでなく、ボトルデザインによってブランドの印象や市場での見え方が大きく変わります。彫刻的な造形、ラベルを中心としたデザイン、重厚感のあるクラシックタイプなど、ボトルの方向性によって商品イメージは大きく異なります。
そのため、ボトルデザインは単なる装飾ではなく、商品設計の一部として考えることが重要です。事例をタイプ別に整理することで、自社ブランドの世界観に近いボトルの方向性を見つけやすくなります。
日硝実業では、既製ボトルの提案に加え、オリジナル形状のOEM開発にも対応しています。ブランドコンセプトに合わせたジンの瓶の設計・製造を行うことが可能です。
さらに、容器への中身の充填や、充填機の販売・導入サポートにも対応しており、ボトル製造だけでなく、商品化までの工程を一貫してご相談いただけます。ジンの新規立ち上げやリニューアルをご検討の際は、仕様や条件の確認からお気軽にお問い合わせください。













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