ガラス瓶のオーダーメイドとは?オリジナル瓶のメリットや工程を解説

日硝実業株式会社|NISSHO JITSUGYO CO,.LTD.

自社の新商品を開発する際、中身の品質はもちろんのこと、それを包むパッケージ選びも非常に重要な要素です。特にガラス瓶を採用する場合、既存の製品(一般瓶)から選ぶか、自社だけのオリジナルを作るオーダーメイドにするか、迷うことも多いのではないでしょうか。

この記事では、ガラス瓶をオーダーメイドする具体的なメリットや、完成までの手順について詳しく解説します。容器づくりを通して、商品の価値をさらに高めるためのヒントとしてぜひお役立てください。

この記事でわかること
  • 自社製品の容器にオーダーメイドのガラス瓶を採用するメリット
  • ガラス瓶をオーダーメイドする手順
目次

ガラス瓶をオーダーメイドするメリット

ガラス瓶をオーダーメイドするメリット

既製品の容器を使用するのに比べ、時間やコストがかかるオーダーメイドですが、それ以上の大きなリターンをもたらす可能性があります。既製品とオーダーメイドで具体的にどのような違いがでるのか、気になる方も多いでしょう。

ここではまず、ガラス瓶をオーダーメイドすることで得られる3つのメリットについて詳しく解説します。

商品に合った特徴でデザインできる

商品に合った特徴でデザインできる

オーダーメイドの最大の強みは、中身の性質や商品のコンセプトに最適な特徴を持たせて瓶をデザインできる点にあります。具体的には、以下のような機能性や利便性を追求することが可能です。

  • 品質保護と耐久性の向上
    • 紫外線から中身を守る遮光性や、液漏れを確実に防止する構造の設計   
    • 環境に左右されず品質を保つ耐久性と、流通時の衝撃に耐えられる強度の確保   
  • 利便性とユーザビリティの追求
    • 中身に合わせた最適なサイズや口径、消費者が開閉しやすい形状の採用   
    • 密閉状態が判別しやすい蓋や、長時間の使用でも清潔感を保てる構造の検討   
  • 生産効率の最適化
    • 商品を充填する生産ラインでの作業効率を高める設計

出典:https://www.njco.co.jp/products/detail.html

例えば、日硝実業が提供している「しりばりびんシリーズ」は、瓶の内面の角や段差を無くすことで、ジャムなどの粘度の高い内容物でも最後まで取り出しやすい構造になっており、食品の特性に合うようデザインされています。

このように、オーダーメイドは中身の特徴にぴったり合った形状に設計できるため、自社商品にとってベストな容器を製造できます。

高級感・ブランドを演出できる

高級感・ブランドを演出できる

商品の容器は、単に中身を保護して持ち運ぶためだけのものではありません。店頭に並んだ際や消費者が手に取った時に、購買意欲を後押しする重要な「情報伝達ツール」としての役割も備えています。

自社商品のコンセプトや格に見合ったガラス瓶をオーダーメイドすることで、独自のブランドイメージを演出でき、結果として認知度の向上や売上の拡大につながります

出典:https://www.njco.co.jp/products/detail.html

例えば、日硝実業株式会社が手がけている「MSNシリーズ」は、新しく開発された瓶用の金属キャップを採用しています。このキャップは高さを通常の約2倍に設計することで重厚感と高級感を高めており、特別なギフトやプレミアム商品のパッケージとして非常に適した仕上がりとなっています。

このようにガラス素材は、他の商品にはない独自の高級感やブランドイメージを創出できるのが魅力です。

商品にオリジナリティや付加価値をつけられる

商品にオリジナリティや付加価値をつけられる

ガラス素材の大きな特長は、加工技術によって多彩な色合いや複雑な形状を実現できるため、他にはないオリジナリティを打ち出しやすい点にあります。

出典:商品紹介|オリジナル容器資料|日硝実業株式会社|NISSHO JITSUGYO CO,.LTD.

例えば、日硝実業株式会社が販売している「スタッキングびんシリーズ」は、複数のボトルを縦に積み重ねて使用できるという、非常にユニークな構造を採用したガラス瓶です。

このような特徴的な形状は、店頭でのディスプレイ時にも目を引き、商品の独自性を大きく高める効果があります。また、複数種類をセット販売することを前提としたパッケージングにすることで、「集めて飾る楽しみ」といったブランドのストーリー性を消費者に強く訴求できる点も大きな魅力です。

容器を中身のストーリーに合わせた形にオーダーメイドすることで商品にオリジナリティが生まれ、単なる入れ物以上の付加価値をつけることが可能になります。

ガラス瓶のオーダーメイドの流れ

ガラス瓶のオーダーメイドの流れ

では、実際に初めてガラス瓶のオーダーメイドを検討する場合、「どのような手順で進むのか」「どれくらいの期間がかかるのか」など、全体像が掴めず不安に感じるかもしれません。

一般的なガラス瓶のオーダーメイドは、デザインの方向性を決めることから始まり、詳細な設計、サンプルの確認を経て、最終的な製造へと進みます。それぞれの工程でどのような作業が行われ、どのような点に注意すべきかを把握しておくことで、スムーズな進行が可能です。

ここでは、4つのステップに分けて具体的な流れを解説します。

デザインの立案

デザインの立案

まずは、希望するガラス瓶のイメージを製造業者に相談し、理想の形状を具体化していくステップです。

商品のコンセプトに合わせて、観賞用として見た目を重視するのか、あるいは実用品として機能性を重視するのかなど、使用用途を明確にしてデザインの軸を定めます。さらに、充填する内容物の色や性質に合わせて、ガラスを透明にするか着色するか、ラベルの仕様はどうするかなどを決定していきます。

この段階でしっかりとすり合わせを行うことが、後の工程での修正を減らすポイントです。

瓶の設計・開発

瓶の設計・開発

デザインの方向性が決まったら、それをもとに安定性や各部の寸法を考慮した入念な設計と図面の作成が行われます。

単に見た目が良いだけでなく、想定する内容量、全体のサイズ感、中身を入れた際の総重量などを総合的に確認していく段階です。 もし製造上や使用上の制約がある場合、この段階でデザインや容量を見直します。

仕様が明確になると、生産に必要なロット数、単価、金型費用などの具体的な見積もりが算出されます。予算と照らし合わせながら、最終的な仕様を固めていく重要なプロセスです。

サンプル・金型の作成

サンプル・金型の作成

設計図が完成したら、いきなり量産するのではなく、まずはサンプルを作成します。

設計図をもとに、3Dプリンターを用いたり、アクリル模型や木型、あるいは実際のガラス素材などで試作品が作られます。完成したサンプルは実際に手に取って、全体のバランスや感触、当初のイメージとの乖離がないかを確認していく段階です。

少しでも違和感や問題があれば、納得のいくまで修正を繰り返すことが大切です。サンプルの仕上がりに問題がないことが確認できたら、いよいよ量産に向けた金型の作成へと移ります。

瓶の製造

瓶の製造

金型が完成したら、それを専用の機械にセットし、発注されたロット数に応じてガラス瓶を製造していきます。完成したオーダーメイド製品が納品されるのは、金型の発注からおよそ2カ月が一般的です。

オーダーメイドによる製造では、一度に大量の瓶が生産されることになります。そのため、納品時に慌てることのないよう、あらかじめ十分な保管場所を確保し、販売ルートを整えておくことが不可欠です。

日硝実業が手がけたガラス瓶のオーダーメイド事例

日硝実業が手がけたガラス瓶のオーダーメイド事例

ここで、日硝実業が実際に金型製作から携わった、こだわりのオーダーメイド事例をご紹介します。

【町田酒造様「祈龍 No.1」】

参照:https://www.satoake.shop/view/item/000000000064

流麗なフォルムと、鮮やかな紅や黄金色をあしらったデザインにより、特別な日の贈り物にふさわしい華やかさを演出しています。さらに初回限定版では、瓶と同じゴールドのロゴがデザインされた特注のペアグラスとのセット販売も実現しました。

容器の形状やデザインにとことんこだわることで、他にはない商品の魅力を最大限に引き出し、消費者にブランドのストーリーを深く届けることができます。

コストや期間を抑えたいなら「セミオーダー」という選択肢も

コストや期間を抑えたいなら「セミオーダー」という選択肢も

完全なオーダーメイド(ゼロからの金型製造)は理想の容器を作れる魅力がある一方で、初期費用や時間、最低生産ロットのハードルが高いと感じる場合もあるでしょう。そうした際におすすめなのが「セミオーダーメイド」という選択肢です。

セミオーダーメイドとは、すでに製造されている既存の一般瓶に対して、自社の希望するデザインを印刷したり、オリジナルラベルを貼付(ラベリング)したりすることで、独自の容器を作り上げる方法です。

完全なフルオーダーメイドと比較すると、金型を新調する必要がないため、より小ロットかつ短期間での製造が可能になるケースが多く、手軽にオリジナル商品を製作できます。そのため、「予算や発注ロットに制限がある」「数量限定の商品を販売したい」「すぐに商品を製造・販売したい」といったニーズに非常に適しています。

日硝実業では、フルオーダーメイドだけでなく、こうしたセミオーダーメイドにも柔軟な対応が可能です。冒頭で紹介した「しりばりびんシリーズ」「MSNシリーズ」「スタッキングびんシリーズ」についても、希望デザインを印刷・ラベリングして、オリジナル商品として展開できます。

まとめ

まとめ

本記事では、ガラス瓶をオーダーメイドするメリットや、オーダーメイドする際の手順について解説しました。オリジナルのガラス瓶は、機能性を高めるだけでなく、商品の魅力を引き出し、ブランド価値を底上げする強力な武器となります。

日硝実業では、お客様のニーズに合わせたフルオーダーメイドから、手軽に始められるセミオーダーメイドまで幅広く対応可能です。また、近年求められている環境配慮を意識したパッケージ開発にも積極的に取り組んでおり、持続可能な商品づくりもサポートいたします。商品の魅力を最大限に伝える理想のパッケージを実現したい方は、ぜひ一度日硝実業にご相談ください。

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